<鴨川シーワールド>
 JR安房鴨川駅から海沿いの国道128号線を車で5分ほど走ると,右側に大きなシャチのオブジェが見えてきます。外房に面した海岸線に鴨川シーワールドがあります。99年7月に所用で訪れたついでに半日ほど探索してきました。

 東京から約2時間,東海地方に住む私には,あまり行く機会のない土地にある水族館でしたが,マンボウやシャチの飼育で有名な当館にはぜひ一度行ってみたいと思っていた水族館のひとつでした。

 私が見て回った順に施設をご紹介します。

 <エコ・アクアローム>
テーマは,「水の一生」。川の源流から海までを順に区切って展示がなされています。
 シーワールドは,マンボウやシャチを見るのが目的でしたが,河川域の展示も,本来,淡水魚好きな私が満足できるものであったことに驚きました。
 大きな水槽に,イトウが飼育されていました。気温が上昇していたためか,ガラス面に結露がたくさんついています。渓流魚のため水温を下げているからでしょう。
 上流域から下流域までの魚達が順番に展示されています。
 水槽の水面に水鳥がぽっかり浮いている展示は,自然を切り取ってきたようで感心しました。


 海を再現した水槽には,波がたち,ガラス際を大きな蛸が波のうねりに飲み込まれながらゆらゆらと歩いていました。

クラゲ

ライティングの効果でイルミネーションの
ように幻想的な雰囲気を見せてくれます。


 いよいよマンボウ水槽。

 形が奇妙なことから,マンボウを知らない人はきっといないでしょう。でもなかなか生体を見る機会はないと思います。
 水槽内をゆっくりクルクル回っているだけなのに,どれだけ見ていても愛嬌のある表情と上下の鰭を使ったゆったりした泳ぎ方が,なぜか大海原をゆったり目的もなしにさまよっているような光景を想像させてくれます。
 水槽には,壁にマンボウがぶつかったりしないようにビニールカーテンがつけてありました。

鴨川シーワールドと言えば・・・・・シャチ!
 巨大なシャチが曲芸を披露してくれます。ちょうど私が行ったときには,当館生まれの子シャチがデビューしていました。


他にも多くの海獣が展示されていました。

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