私は,年魚の飼育がへったっぴなので参考にならないかもしれませんが,参考にしてくだ
さい(どういう日本語じゃ?)。
卵生メダカに興味を持つ人の多くは,その産卵習性(乾燥休眠)に興味を持つ場合が多く,
累代飼育法を是非マスターしたいですよね。 |
<初期導入時>
水質に敏感で,水あわせに失敗すると,コロッと逝ってしまうこともあり,私も導入時は
慎重に水あわせをしています。
方法は,点滴チューブを用いて,ポタポタとじっくり自家の水を混ぜていきます。
水質は,弱酸性が良いとされていますのでアフィオセミオン用に作ったピートを投げ込んで
しばらくエアレーションかけていた水を用います。
<飼育温度>
23ー25度くらいの環境で飼育するのが良いようです。
<水換え>
自家の水に慣れるまでは,まめに少しずつ水換えを行います。
慣れてしまえば,全部1度に換えても問題はありません。
<産卵床>
休眠期間が必要なので,ピートが用いられます。
ジャムの瓶など広口の瓶にピートを入れて沈めます。
発情した雄は,瓶の口の上で,鰭を輝かせ,雌を誘います。
通常,2週間でピートを掬いだし(このとき水換えもします),ネットの中でギュッと絞り水を
切ります。(強く絞っても卵がつぶれるようなことはありません。)
卵を確認しながら,新聞紙の上でほぐします。
濡れたピートを新聞紙でくるんで湿気を取り除きます。乾かせ具合が難しく,ピートが完全
に乾ききらないよう,かといってあまりべたべたのままにならないようにします。
(山道歩いている時の,黒い腐葉土の湿り具合の感じです。乾かせすぎてピートが変色す
るほどではいけません。)
<餌>
アカムシを与えます。
稚魚の餌には,ブラインシュリンプを与えていますが,餌不足は成長不良を招きますので
十分に与えましょう(水質の悪化に注意してください)
成長にばらつきが生じると,大きい稚魚が小さな稚魚を食べ,より良そう大きさに差がでて
共食いに拍車がかかります。大きさにばらつきがでた大きな稚魚は,別の容器に移しまし
ょう。(そうしないと,雄の方が成長が早いため,雌の稚魚が食べられ育ったら雄ばっかり
なんて可能性もあります。)
また,稚魚から幼魚期にかけて餌が十分に摂食できないと,1−1.5cm前後になったとき
に前日まで全く異常が感じられなかった個体がコロッと死んでしまう傾向があるような気が
しています。(ニグリピニスで見られました。)
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