いよいよ,孵化した稚魚達の育成です。
これが,うまくいかないと卵生メダカは短命なため初心者では手のだしにくい高価な趣味になってしまいます。
餌
入門魚と呼ばれている魚は,殖えるから安価で流通するとか,雌雄の偏りが少なく多くのペアができるから安価に流通する魚達です。
入門魚と呼ばれる魚の稚魚はだいたい,孵化後すぐにブラインシュリンプの幼生を食べることができるので育成が楽です。
非年魚のようにプラケースに分けたまま孵化を待てる魚では,孵化するまでに小さな微生物が湧いて稚魚達の格好の餌になってくれます。
稚魚のうちは比較的水量の少ないプラケースなどで育てることが多いので餌のやりすぎによる水の腐敗には十分注意しましょう。
水の腐敗を防ぐには,レッドラムズホーン等の巻き貝を水槽に入れておくと水底に残った残餌を食べてくれるので水質の悪化を防ぐことができます。
稚魚の生育状況にあわせてケースの大きさを大きくしていくことも大切です。過密飼育になると成長が悪くなったり,同じ時期に孵化した稚魚でも餌の当たり具合で大きさにかなり差が出るようになり,大きい稚魚ほど捕食が上手なためどんどん大きさに差が出てきたり,小さな稚魚は餌がとれずに成長が遅くなったりするため,稚魚の大きさによって別に飼育することも必要です。
ある程度成長してくると,雄同志が喧嘩をする事もありますから,いじめっ子を隔離しています。ただ,自然界は弱肉強食の世界ですから繁殖にはいじめっ子を使用するようにしています(雌までいじめられて死なせたこともあるので注意が必要ですが・・・・)。
水換え
私のような初心者では餌の量の検討がつかず,残餌によって水を腐敗しあれよあれよと云う間に200匹近くいた稚魚が全滅といったこともありました。
それ以来,3日に1度は50−80%の換水を行っています。でも,餌の適量を見きわめることの方が大切ですが。