初心者のための初心者によるメダカ入門

メダカ?
メダカといえば 「めだか〜の学校は〜」の日本のメダカを連想される方がほとんどではないかと思います。 そのような方でも,メダカをちゃんとメダカと識別出来る人は,少ないのではないでしょうか。僕がメダカを飼育していることを友人達に話すと”**川で採ってきたことがある”といった返事がもどってくるのですが,その多くはメダカではなくオイカワやウグイ等の稚魚であることがほとんどです。小さな魚を,メダカだと思っている人が非常に多いのです。 日本メダカは,護岸工事などでどんどん生息地をなくしていっています。最近,各地で用水路等の浄化運動の一環で蛍を放流する自治体が増えてきていますが,蛍祭りといったイベント性のある生物は保護の恩恵を受けやすいのですが,メダカは厳しい気がします。
ところで私が飼育しているメダカは(熱帯魚を飼育している人たちの間では)南米やアフリカに棲むシノレビアスの仲間やアフィオセミオンの仲間、ノソブラウンキウスの仲間などをさします。
他にも,熱帯魚マニアでなくても知っているグッピーなどもひっくるめてメダカと称しています。特に前者を卵生メダカ、後者を卵胎生メダカと区別しておりどちらかにドップリつかってしまう傾向があります。
グッピーなどを飼育している方は,自分の理想に近づくよう品種改良をする傾向が強いです。一方で卵生メダカの愛好家は,原種保存を楽しむ傾向があります。卵胎生メダカも原種なら手を出す方が多いようです(少なくとも私の知っている人は....私もその一人です)。

卵生メダカの魅力は、
1:原色メタリック系のケバケバしい色彩や逆に褐色系の渋さ、光線の加減によってメタリック系の光沢を出すエレガントな美しさ。
2:1種を飼育するのに小さな水槽ですむため,何種類もの魚を飼育できるコレクション性。
3:卵をいったん水から取りだし、数ヶ月間湿気を帯びたピートにくるんで乾眠させてから水に戻し稚魚が湧き出てくる特殊な生態。
などがあげられると思います。
初心者の私が,自分なりにプロの方や先輩方から教わった飼育方法について紹介します。



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